賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

蒼天航路クロニクル9巻

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ということで蒼天航路の話でも(笑)

「10年連載を10冊に!」という趣旨のもとに始まったクロニクルも、はや9巻。次の10巻で最終巻となるのですが、おいおい、「全1000ページ」って! 「347話~最終話」って!! 1話20ページと考えると、最終巻は50話分が収録される計算となり、397話で完結? 現在385話までやってるので、残り12話ってことですか~~!!!

いよいよゴールが明確になってきました。去年の10月に「年内完結」と、ド派手にブチ上げておきながら、知らん顔して、ここまでズルズル引き伸ばす制作サイドの応対には、うさん臭さ全開でしたが、上記の数字は、現在の物語の展開的に無理のない話数ですので、まず間違いないかと思われます。10巻は「今秋発売」って書いてあるし。休載を考慮に入れても、遅くても8月に終わるのか~。

クロニクル・エディションには、様々な企画が盛り込まれていて、8巻から収録されるようになった絵コンテ集は、掲載時とはまた違った趣で、大変面白いのですが(『画伝』にも多数収録して欲しい)、最大の功績は、「原作者がいなくなってから蒼天航路はつまらなくなった」という煽りが消滅したことですね(笑) クロニクルに掲載された原作者のネームを見ると、「これは、原作になってないなあ」と。最初期の頃から、王欣太氏が主導権を持っていたのでしょうね。

さて、連載の方は「関羽 最後の戦い」(BGM「Achilles Last Stand」)も佳境に入り、これから呉が荊州に攻め入って、いよいよ無敵モード真っ盛りの関さんが負け始めてくるんだろうなあと、とっても鬱な気持ちになってくるので、予習もかねて、陳舜臣さんの「秘本三国志」を図書館から借りてきて、ちょっとその部分を読んでみました。えっと、なんというか・・・・・・ヒドい。なにか関さんに含むところでもあるんですか、陳舜臣さん。


縄をかけられても、関羽はぼんやりと口をひらいていた。この数日のあいだに、十も二十も年をとったかんじである。急性の耄碌というべきであろうか。目はあらぬ方向にむけていた。


こんな関さんはイヤだ~。