賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

買おう、UNDERCURRENT!!

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ほんとうはすべて知っていた。心の底流が導く結末を。


はいはい、今日は待ちに待った、アンカレの発売日ですよ~。

ヒストリエ」の3巻を買った男子諸君も、「おおきく振りかぶって」の5巻を買った女子諸君も、一緒にアンカレを買いましょう!

という文句を、ずっと温めてたんですけど、933円(税別)もするんだね・・・


その値段は、「ついでに」ってノリじゃ、到底手を出せない価格ですよ。それなら皆、「足洗邸の住人たち。」の新刊を買いますって! こっちも1000円(税別)ばかし、するんだけどなー。マンガ1冊1000円って、人として間違ってるとボクは思うんだ。まあ、ワタシは4冊まとめて買いましたけどー(泣)

しっかし、アフタヌーンってずっと付録つきで、立ち読みなんてできなかったから、結局アンカレ買う人って、アフタを定期購読してた人だけなんじゃないっすか? この値段じゃ、表紙買いする勇者は出てこないだろうなあ。いい表紙なんすけどねえ

ということで、このマンガを目一杯褒めて、少しでも注目度を高めたいと思ってるんですが・・・ええと、僕にはムリ。このマンガは、帯の言葉にもありましたが、非常にマンガ的なマンガでして(笑)、ワタシごときには到底、言葉では表現できません。
ですんで、ほんの10ページでも、目を通していただければ、絶対「おおっ」と、思ってくださる方がいらっしゃると思うんですよねえ。ええもう、立ち読みできないってのが、本当辛いな!

あえて、無謀を承知で、ひとつ言挙げさせていただくと、志村貴子が好きな人は、絶対この作品が気に入ってくれると思う。やっべ、断言しちゃったよ。でも、この作品に初めて触れた時、その全編に漂う異様な緊張感は、「敷居の住人」のソレを彷彿させました。

マンガ好きな人には、各々「ツボ」があるものですが、志村貴子を気に入るような「ツボ」を持ってらっしゃる方は、この作品もツボにハマるんじゃないかなあって、思ってます。まあツボと言っても人それぞれですし、そもそも「志村貴子なんて知らない」と切り返されてしまったら、なにも言えないんですが(笑)

よし、分かった! こうなったら、単行本では何故かカラーで収録してくれなかった(泣)、記念すべき連載第一回のカラー分を公開したらあ! →
はい、彼女は主人公のかなえさんです。お風呂屋さんを経営してます。銭湯が舞台の物語なんて、安倍吉俊の「ニアアンダーセブン」以来だよ! 「lain」の画集買いてぇ~! 安倍吉俊も、「灰羽」の次は、こういうのを描くべきだよな。

彼女の旦那さんが突然謎の失踪をし、それでもなんとか立ち直った彼女が銭湯を再開するところから、物語が始まるのですが、もしかしたら、今までの話から、ヘンに文学的な作品なのかと思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません(笑) 立派にエンターティンメントしております。サブじいとか最高ですよ!

・・・と、結構必死なワタクシですが、もうね。いい加減ありきたりな、紋切りなマンガには、ウンザリしてるんですよ。毎月電撃大王を買って読んでるオレの説得力は、ハンパじゃないですよ(笑)
そういうワタシにとって、「UNDERCURRENT」みたいな、個性的で面白いマンガを描ける人が、このまま漫画家廃業するってえのは、どうにも耐え難いコトであって、この人には、アンカレのヒットで、マンガ稼業を続行し、また面白いマンガを描いていって欲しいと、切実に願ってます。

頼む、売れてくれぇ~~!!(血涙)