賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

HTDAABのヴォーカル・サウンドについて

休み明けに出勤したら、いきなり徹夜仕事するハメになった賽の目です、こんにちわ。


8時間働くツモリだったのに、24時間働かされて、せっかくのリフレッシュ気分がダイナシよ!
まあ、なんとなく、こんなに休んじゃっていいのかなあ、大変なんじゃないかなあと思ってたので、ある程度は覚悟完了してたんですけどね(笑)

そんな次第で、昨日は寝て曜日しちゃって、とりあえず元気回復の賽の目なのですが、 Love And Peace Or Elseをつらつら聴いてましたら、ヴォーカルに面白いエコーをかけてるんですね。右チャンネルの方にだけ聴こえてくるんですが。ギターが入ると目立たなくなってしまうんで、今まで全然気付きませんでした。

他の曲でも、なんかやってるかなあと、ヴォーカルにだけ注目して聴いてみたところ、まずAll Because Of Youが、モロにダブルトラックですね。ダブルトラックといいますか、一人で高音部と低音部を担当するっていう、音楽用語でなんていうのか、なにぶん無学ゆえ存じ上げないので、とりあえず“ダブルトラック"と表現しますけど、ボノさん、ジョン・レノンと同じくらい、この手法が大好きですね(笑)。Discothequeみたいに、どちらがメイン・ヴォーカルなのか分からないような例もありますし。

Crumbs From Your Tableでも、地味~に、この手法を使ってますね。時折、低音のヴォーカルが、ぬっと顔を出してくるんですが(笑)
そんでOne Step Closerでも、一部、サビのところで使ってますね。かすかに聴こえてきます。これはあるいは、エッジが普通にハモってるのかもしれないですね。

Orignal Of The Speciesでは、Love And Peace Or Elseと同じく、右側だけヴォーカルのエコーが聴こえてきますね。もしかして、この手法は、昔から使ってる?
左側からは、途中でギターが入り込んできて、こういった音の配列の仕方が、U2独特の空間感覚を演出してるんだろうなあと思ってみたり。

Yahwehでも、さりげなくダブルトラックしていて印象的です。最初のパートだけなんですけど、カッコイイですね。


う~む、こう聴いてみると、後半に集中してるような・・・。Miracle Drugとか、Sometimes You Can't Make it On Your Ownなどは、一直線に勝負してますね。
しかし、今回はヴォーカルだけ注目して聴いてたんですけど、ヴォーカルに限らず、やはりU2のアルバムのサウンド構築はつくづく面白いなあと。Vertigoなんて、ギターの音が延々と右チャンネルだけ聴こえてきて、やっと1分56秒経過してから、全面的に聴けますよ。

この、最初の"右側だけ聴こえる"っていうストレスが2分近く続いて、そして後半バ――ン! と解放されるところに、この曲のカタルシスがあるんじゃないかと思ってしまったり。
さて、これ以上続けると、自分の音楽的知識&感性の無さがボロボロ露呈してしまいそうなので、退散退散~。もう手遅れ?(笑)