賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

生き急ぐ者たち

ご無沙汰でございました。賽の目、ただいま帰還いたしました。
ええ、正直、

生きて帰れるとは思いませんでした。


だってだって、先週の勤務時間は89時間ですよ。
5で割ると、大体一日18時間働いていたことになりますよ。ええと、死にます

こんな、漫画家みたいな生活はイヤ~~!


そんなエコノミック・アニマルな現在の僕を支えているのは、「U2の来日決定!」情報
だけなのですが、まだですか、まだなんですか。これで、「日本に来れない」なんて言われた
日には、ブレイク・ダウンしちゃいますよ。

持っていくがいい、この心を
持っていくがいい、この心を
そして、壊すがいい

などと、思わずYAHWEHを歌っちゃいますよ。


それはともかく、なんだか最近、ワタシの好きな漫画家さんたちも、妙に生き急いでるように感じるんですよ。
志村貴子さんの「放浪息子」の新刊を読んだ時は、真っ白な背景はいつものことだから良いとして、描線の荒れ具合に驚いてしまったのですが、この時期の貴子ちゃんは、明らかにオーバーワークだったよなあ。
先日、めでたく「ラヴ・バズ」の連載が終わったので、これで一息つけるのではないかと思いますが、どうもこの人は、頼まれたら断れない人なんじゃないかなあと思いますので、またまたどこかで連載を引き受けるんじゃないかと、ちょっとドキドキだったりします。やりそうだなあ。


それと、石田敦子さん。8月はスピリッツ増刊に「キオクの花」を描いて、9月はWEBコミックGENZOに、「わがまま戦隊ブルームハート」の連載を始めた上に、アワーズ増刊に「おとめ恋々」を描いて・・・と、毎月、なにかしら仕事を入れてますが、大丈夫なのだろうか。「アニメがお仕事」、絵が確実に荒れてきてますよ。


林家志弦さんは、夏コミに同人誌を出したというのに、「はやてXブレード」を落とさないし(他の電撃大王連載陣は見習うよーに!)、電撃萌王に「不思議な妖精ピサチ」を描くし、今月は電撃帝王に「はやて外伝」を描くし、勿論、百合姫にも「ストロベリーシェイク」を描くし、この人もかなり心配なんですけど。まあお陰で、ストロベリーシェイク」1巻が年内に発売されるそうなんですが、それで体を壊されては元も子もないので、なんとか上手くやりくりして、休みを取ってもらいたいですね。


ひぐちアサさんは、毎月毎月、とんでもない増ページで、「おおきく振りかぶって」を執筆してますが、今月号の「四振」で、いよいよ疲労がピークということが露呈しました。いつも楽しませてもらってますけど、もうちょっとペースを落としてもらっても、全然オッケーですよー。というか「休んでください」。


それに釣られてかどうか分かりませんが、冬目景さんも、これまでの怠慢ぶりが嘘のように、アフタヌーンで「ハツカネズミ」、ビージャンで「イエスタディ」を毎月描いてますな。まあ、この人の場合、「もっと描け!」と言いたいので(笑)、この勢いで「LUNO」の続きも描いて欲しいところ。


最後に、漆原友紀さん。ヤバいよヤバいよ。三号連続だよ。死んじゃうよ。
とりあえず、元気が出るらしいので、ファンレターでも送ってみようかしら。
ワタクシ、生まれてこの方、ファンレターって、書いたことないんですが、これで
元気が出るというのなら、ええ、いくらでも!


うぬ、しかし本当に最近は、女性漫画家の作品しか読まないな。困ったものだ。