賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

雑誌感想あれこれ5

久しぶりに冬目景の「黒鉄」を読んでいたら、こんなコマを発見して、ちょっと微笑んでしまった今日この頃ですが(なんでも訊いて訊いてー)、朱女姐さん、その賽の目、ちょっと細長いですよ。そういえば、某マンガにて、「サイノメ」というキャラクターが出てきますが、関係ないんですよー。たまたまですよー。僕は、あんな美人じゃないですし、死んだ人間の記憶を見ることなんて、できませんからねー(当たり前だ)。

さて、3rdレグが始まって、すっかり皆盛り上がってるというのに、完璧に乗り遅れてしまってどうしような賽の目です。こんばんわ。やけっぱちで、「U2を聴こう!」をまた更新してやろうかしら。

やっぱり毎日更新って、キツいですね。「継続は力なり」といいますが、毎日書くのは大変でよ。そりゃ蒼天航路も休載しますって! 関係ナッシング。ということで、今回はちゃっちゃと本題に入ります。いやもう充分寄り道してますが。


コミックハイ9月号

ひとひら」が連載再開しましたが、こういう展開はなあ。連載当初もこんなカンジでしたが、シリアス方面は向いてないんじゃないかと思う。そういうのは、石田敦子に任せとけって(笑)
そんな次第で、期待してた「ひとひら」が、ちょっとガッカリな展開だったんで、他の感想もパス。

ところで、この「コミックハイ」って雑誌は、一人の人間によって運営されてるんですね、先日(もう先月かー)、とら○あなに行って、貰ってきた無料情報誌「とらだよ。vol.55」には、コミックハイ編集長、野中郷壱氏のインタビューが載っていて、それで知ったんですが、編集業務は勿論のこと、単行本制作業務をも氏が一人でこなしてるとのこと。すげえ! 「月刊渋谷陽一」みたいなもんですな(笑)
一人で全部やるのは大変だろうけど、自分の意思が100%実行されるのだから、それはそれで面白いだろうな。休むヒマなさそうですが。

他にも、色々どういう経緯で、現在コミックハイで連載してるマンガ家さんを引っ張ってきたのかとか、興味深い話が載ってて面白かったんですけど、インタビューを読んで、「少女漫画系青年誌」というコンセプトは、別に少女マンガが好きだからとかじゃなくって、あくまで男性誌の枠組みの中での話だったのだなあと。
個人的には男性にも人気のある少女マンガ家で、現在の少女マンガ界では居場所がなくなりつつあるマンガ家さんを連れてきてくれたらなあ、とか思ってたんですが、やっぱそれはムリがあるか。双葉社は少女マンガ雑誌出してないし。白泉社ヤングアニマルが、増刊という形で、そういう本来的な意味での“少女漫画系青年誌”を出せれば良いのですが、ダメだろうなあ。嵐はすっかりエロマンガ雑誌化してるそうだしなあ。

という次第で、なかなか突っ込んだ話が満載のインタビューだったんで、コミックハイ読者は速やかにとら○あなへ行くんだということで。ま、ま、ワタシは「ひとひら」の販促ペーパー目当てに赴いたワケですけどー(笑)


アフタヌーン10月号

今月号の付録、蟲師のブックカバーは良かったんですけど、来月号から、「おおきく振りかぶって」の携帯マスコットですか。

ゲンミツに要らないです。

いい加減、玩具はやめましょうよ。どうせ付録をつけるなら、過去の四季賞作品の小冊子とか、そういうのなら大歓迎なんですけどね。

ヒストリエ
次号休載。ゆっくり休みな、岩明。

蟲師
久々、ダークなオチでしたな。
12月号から三号連続掲載となるそうですが、これはどう考えてもアニメ化の影響だろうなあ。
漆原友紀を使い潰す気で、この企画を立てたのなら、許せないものがあるな。量産のきく漫画家ではないことは明らかなので、なんとか乗り切って欲しいです。
だがしかし、今までと異なる形式ということで、「蟲師」初のシリーズ物となるのだったら、それはかなり興味あるのですが。もしくはオールスターみたいな形で過去キャラが総出演するとか。たとえば淡幽とか淡幽とか、あるいは淡幽とか(笑)

しおんの王
神園九段、顔コワすぎです。

・すずめすずなり
次号の展開如何で、単行本買うかどうか決めよう。

・世界の孫(新連載)
主人公が反省房に収監されるまでは普通に面白かったのだが。
このままシュール路線に突っ走るのか?

俺と悪魔のブルーズ
連載再開。いよいよリンチですか、リンチですか~!?

under current(最終回)
おお、良かった。いい終わり方だったよ。この作品とは、実質1年間、付き合ってきたのですなあ。
今度は工場で働く」とか作者はゆってますけど、これからもマンガ業を続けて欲しいなあ。
単行本が11月22日に発売されるのですが、なんとか売れますように・・・ナムナム。

・ねこぜの夜明け前(読切)
さて、一部で話題の、この作品(笑) 「ヤマシタトモコ」でググれば、真っ先に、パクリ検証サイトにヒットしますよ。
ええ、ワタシも最初読んだ時は「なにこの今市子」と思いましたよ。そもそも絵柄が似ている上に、亡くなった父親が霊能力者で、生前に、息子にもその力が受け継がれてたらどうしようって心配して、妖怪を息子に付けるって、そりゃ「百鬼夜行抄」を思い浮かべますわい。
まあ、作者自身が、ブログで「無意識のうちに影響を受けたかも」と素直に認めているし、新人なんだから、しゃーないと言えばしゃーないかも。新人時代の今市子さんだって、「なにこの萩尾望都」なあんて、言われてたかもしれないし(笑)
でも今市子の「百鬼夜行抄」を知っていたら、この作品に賞を与えられることはなかったと思うんだ。谷口ジロー先生、「百鬼夜行抄」、読んでませんね?(笑)


アワーズ10月号

まあなんというか、

これはかわいらしい後醍醐天皇ですね。

それはさておき、「2度あることは3度ある」といいますが、2度やったということは3度目もあるんだろうなあ。この雑誌を支持する意欲が、いよいよなくなってきたよ。
とはいえ、前回の「朝霧の巫女」ほど、ショックに感じないのは、この新谷かおるというマンガ家に、さほど思い入れがないからなのでしょう。宇河弘樹には、期待してたからなあ。いまいましいが、今月号の話は良かった。
まあ、もうどうでもいいや。なんだか、アワーズに限らず、どんどん雑誌を買う気が失せていくなあ。大丈夫か、マンガ業界!?



今月のベストカット
そんなん、コレに決まってらあ!