賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

トーキング・ブルーズを振り返る

画家のピカソって人が、最高の芸術家の一人だって聞いた事があるわ。
でも渺茫も、そのへんに負けてない…彼そのものが最高峰の芸術品よ。

とか彰子が言ってましたが、その渺茫も、ピカソみたいなツラしてやられちまって、ようやく長かったバトル・ロイヤル編も終わりかなあと思いきや、まだまだ混迷が続くエアマスターですが、皆さん、いかがお過ごしでしょうか?(長いって)

そこで今回は、「近年すっかりぐだぐだになってきたから、単行本では本編よりもむしろ楽しみな、巻末のトーキング・ブルーズの歴史を振り返ってみようぜ」なお話です。はい、この企画は、本来なら一ヶ月くらい前からやろうと思ってました

遡れば、トーキングブルーズの構成メンバーである坂本ジュリエッタと佐伯四郎が邂逅したのは5巻の35話から。1998年8号というから、今から7年前のことなんですな~。

次に登場するのが、7巻の51話(1998年24号)で、服装からいって、ずっと飲み続けていたらしい。この後、例の名文句、

とてもとてもとても愛してる

ときは何て言えばいいんだ?

やっぱり愛してるの一言だよな


が飛び出してくるのですな。

その後、本編からはしばらく遠ざかり、8巻の番外編で、改めて“トーキング・ブルーズ”と題されて登場してきます。ちなみに同じ番外編では時田伸之助のインド修業編が載ってますが、ここに出てくる虎って、ベルセルクのアレにクリソツだと思ったのは僕だけでしょうか。

それはともかく、次の登場は9巻70話での扉ページ。とりあえず8時間以上飲んでるようです。

それからまた、この二人はフェイドアウトし、12巻の91話に至って、ようやく本編に登場。ジュリエッタが深道ランキングに登録されてしまうのですな。この、12巻から14巻くらいまでの絵が、一番綺麗だったな~。

その後は、ジュリエッタが深道ランキング3位の小西にバキバキにされたり、4位の皆口由紀に喉笛を貫かれたりするなど、トーキング・ブルーズどころではなくなったのか、まったく出てこなくなったのですが、20巻から、「トーキング・ブルーズ・アゲイン」として、劇的に復活。
この、「自慢なら“醤油差し”にしろ!」を始め、「お前は小学生からコツコツやり直せ」「俺は・・・世界で一番最も多くの女に面と向かってまったくの本っ気で「死ね」と言われた男だ!」など、名セリフを連発し、注目を浴びます。

21巻では、「トーキング・ブルーズ・3」と、シリーズ化し、「店長ォ!」「ソッとしておきなさい」というオチも固定化されます。2ページしかなかったけど、面白かったですね。特別編でも、なぜかスガシカオにそっくりな“カシオ”が唐突に出てきたりして、どうヒイキ目に見ても本編より面白かった。

22巻は、トーキング・ブルーズが掲載されず、23巻は、渺茫三のエピソードと、連続して登場しなかったのですが、本編の方で、地球全体絶対破壊ミサイルネタなど、楽しませてくれました。

そして、24巻で「トーキング・ブルーズ・4」が掲載。「ぶっ通し呑んで3日め」って、プロの格闘家なんだから、ちゃんと体調管理しろよ、佐伯四郎。

最新刊の25巻では、「トーキング・ブルーズZ」となり、さらよく分からない酔っ払いモードに。次はGTですか、ZZですか?

まあ、なにはともあれ、トーキング・ブルーズは不滅だということで。ヤバい、オチがないや。ええと、頑張れ頑張れ、柴田ヨクサル。がんばれ「エアマスター」!・・・ということで(笑)