賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

U2の新作を仮想する補足

言いっ放しというのもなんなんですので、前回の記事を軽く補足するよー。

01.Mercy


なにはともあれ、Mercyがないと!
非常にU2らしい曲。陽の目を見る日が来ることをずっと楽しみにしてたのですが、いまだオフィシャルの音源はなし。そんなー。
ライヴヴァージョンもカッコ良かったし(次のツアーでも是非!)、シングルのB面でもボートラでもなんでも結構ですのでなんとか収録してくださいな。

02.Miracle Drug

一般的には「良く作り込まれた佳品」という評価なのだろうか。
この曲にはスペシャルなものが詰め込まれてると思うのですが、ライヴではそれが完全に表現しきれてなかった気がします。ツアー後半から演奏されなくなったしなあ。
今の彼らならそれを出し切れるんじゃないかなと思います。またライヴでトライして欲しいっす。

03.Stand Up Comedy

ノーホラにはライヴで演奏されなかった曲が何曲かありますが、この曲もそう。
ライヴでやれば絶対盛り上がると思うんだけどなあ。なんでやらないのか。
ヴォーカルとギターが対話するように、もしくは喧嘩してるかのように絡み合う曲展開はGloriaでもお馴染ですが、こういうのが死ぬ程好きなのでもっとやってくだちい。

04.Lady With the Spinning Head(UV1 Version)

U2が先天的に持っている「火花」が弾け飛ぶ典型的な曲。ロングヴァージョンも素晴らしいですね。80年代U2と90年代U2の理想的な融合。ベスト盤のBsideにも収録されてたので、「知る人ぞ知る名曲」感が薄くなってしまったのがちょっと残念(笑)

05.No Line On The Horizon 2

ニューアルバムは「軽さ」を追求した作品になりそうですが、そういった軽さがもうこの曲に表れてますね。
オリジナルヴァージョンの持っていた不穏さが軽減されてしまってますが、これはこれでアリかなと最近評価が高まってます(笑)

06.Stranded (Haiti Mon Amour) 

何度も書いてますが、女性ヴォーカルと絡んだ時のボノさんは最強。
エミネム先生のおかげでラップにも耐性がついてきましたので、新作でヒップホップを取り入れても全然オッケーよ。
ちなみにパッセンジャーズではこんなラップ(Elvis Ate America)を披露してます。カッコイイ。

07.Discotheque (Mike Hedges Mix)

完全にギターサウンドに生まれ変わりましたね。ギターのリフが前面に出て来てとっても心地良い。ポップをリマスターするって話が一時ありましたけど、こんな風なギターの祭典になったらすばらあ。
オリジナルの混沌としたサウンドも気に入ってますが、いかんせんこの曲は歌詞がなあ・・・ディスコとか行ったことないですよ(笑)

08.Smile

過去にも書きましたが、ラジオでこの曲が流れてるのを聴いた時は心底ビックリしました、「え、これU2なの、マジで?」。
ヴォーカルはどうみてもボノさんなのですが、こんな東洋的な曲を演奏するなんて夢にも思ってませんでした。
新作でもこの路線を発展させた曲を入れて欲しいものです。

09.Wave Of Sorrow (Birdland)

「読めば読むほど」のkyokoさんが訳詩と詳細な解説をされてらっしゃるので、是非そちちらをご覧になっていただきたいですが、歌詞もサウンドも図抜けてますね。これを長らくお蔵入りしてたとかあり得ませんよ。
どこかこの世のものとも思えない「彼岸の曲」といった面持ちです。Birdlandとエッジが名付けたのも、この浮世離れしたサウンドを聴くと納得ですね。

10.With Or Without You

なんか昔、こっ恥ずかしい記事を書いたよーな気がするが忘れよう忘れよう。
ゲーテの詩の一節を引用してお茶を濁す所存~。
だれにも告げるな 賢者のほかは
愚衆はすぐにあざわらうから
わたしは讃えるのだ その生きものを
炎に焼かれて死をねがうものを

死ね そして生まれよ そのこころを
わがものとしないかぎり
おまえは この地上で
はかない客人(まろうど)にすぎないだろう
「昇天のあこがれ」井上正蔵

11.Peace On Earth

 We desire to occupy an honored place in an international society designed and dedicated to the preservation of peace, and the banishment of tyranny and slavery, oppression and intolerance, for all time from the earth.
英文のままで良かったのに。

12.Yahweh

この言葉をタイトルにして歌詞にするのには躊躇があったとボノさんが言ってましたが、あえて禁忌の言葉を発することでこの曲の高揚感が増したと思います。
大事なのは言葉ではなく、その言葉にどんな思いが込められているのか、U2ファンなら間違えることはないと思います。


と、今回はこんなところで。
もう11月と言わずに、ユー来月出しちゃいなYO!