続々々・マンガ雑誌あれこれ(前半)
忘れた頃にやってくる、まさかの続きであります。マガジンのこと書いてなかったんですよ。最近はマガジンも熱心に読むようになってきて(「振り向くな君は」(安田剛士)の打ち切りで少し醒めてしまいましたが(泣))、自分が今どれだけ読んでるのかチェックしてみたいという意味でも感想を書きたいと思ってたんですよ(笑) ということで43号の感想を軽く書いてみるです。
アニメ化かよ! しかもアニメ化よ! 同じサッカーマンガの「振り向くな君は」は打ち切られたってのにな!!(八つ当たり) まあセブンが可愛いから許す。
リアルでも、なでしこが大活躍してますし、アニメでもなでしこメインでお話を作っていけばよろしいのではないでしょうか。リアム・ギャラガーの名言で「
U2はOneだけ演奏していればいいんだよ」というのがありますが、それにならってワタシも「月山可也はセブンだけ描いてればいいんだよ」と主張したい。
流し読み程度の読者なのですが、この作者さんは本当にサービス精神溢れる人だなあと感心しております。今週もサービスしてた。
・恋愛禁止条例(宮島礼吏)
まさかの春子さん出戻り。なんでもアリだな、このマンガ!
まあこれで、ユニット組むことになった3人が抜けて、不協和音が起きていた研究生たちも、春子さん中心にまとまってゆくのでしょう。心配してた俺に謝れ~!
それにしても、40号の岡部さんのドヤ顔が素晴らしい。ついこの前、握手会で顔をシロクロさせてたってのになっ。パンドラさんの後を継げるのは岡部さんしかいない、やはり!
このマンガが再開したせいで「振り向くな君は」が打ち切られてしまったのかと思うと腹が立つぜ(しつこい)。
しかし、このクラスのマンガ家さんは、呼吸するように引き伸ばし展開をしてきますねえ。
面白いなあ。39号で主人公が若干キレ気味に開き直ったところで完全に好きになった。やっぱり野球マンガは面白い。頼みますよ、「デザートローズ」の鷹見隼人さん。
好きか嫌いかと言われれば、迷わずNO!と言ってしまうマンガ家さんなのですが、作者がたいした人だということは認めざるを得ない。それを認識した上で、いつか、この人が落ちぶれるところが見たいという、邪悪な欲望が自身の裡にあることもまた認識せざるを得ない。うん、良くないな。
・GE(流石景)
やー、エーちゃん、格好良かったねえ。自分より強い相手にどうやって勝機を見出していくのか。スポーツマンガの一番面白いところは、やっぱりコレだよなと、改めて思いましたよ。
と、結果は負けて残念なエーちゃんでしたが、この後約束通り、なっちゃんとデートかよ。くそ、爆発しろエーちゃん!
今月のマガスペで、番外編が収録されてるそうですが、
なんだこの表紙は
ベタ甘にもホドがあるわ。これは買わざるを得ない! 6ページしかないけどな! 台風のせいでまだ買えてないんですけどー。
自分より強い相手と試合して、どう戦っていくのかがスポーツマンガの醍醐味だとは思いますが、このマンガも主人公チームが強いところとばっか当たって全然勝ててないイメージがありますなあ。そろそろ勝ち上がっていって欲しいところ。そしてマグミさんがカッコ良かったです。思わずマンガ喫茶で1巻から読んでしまったくらい。
この人の自虐ネタを読むと、なんか安心する。本当に57巻まで続けられたらいいですね。
・アゲイン(久保ミツロウ)
やばい、鈴木君が豪快に振られて、思わずスカッとしてしまった。なんだこの爽快感は。人の不幸を喜ぶのはいけないことなんだぞ。
・エデンの檻(山田恵庸)
「ロリコンを制する者は世界を制す!」
まあなんだな、きっと山田恵庸という人は真面目な人だと思うんす。真面目すぎて、受けを狙いにいくと、こういうアサッテな方向にテンションがあがってしまうんだと思うんす。そういう人キライじゃないっす、オラァァァ!
・はじめの一歩(森川ジョージ)
何年か前に、この作品とはお別れしたつもりだったのですが、やはりダラダラと読んでいる。辛いねー。
以前のインタビューで、作者が「
現在の新しいタイプのボクサーと、一歩や宮田が戦ったらどうなるか描いてみたい」みたいなことを語ってましたが、そういうのは別の作品で描いてみてはいかがかと。
つまり、「続編」という形で、一歩や宮田の息子たちの話を描いてみるのはどうだろうか。
公式設定での一歩の生年月日は1973年11月23日なのだから、2011年の段階で37歳。仮に24歳で結婚して25歳で子供を出来たとすれば、現在12歳ということで、少年マンガの主人公としては充分な年齢だ。
宮田とそっくりなファイトスタイルの一歩Jrや、逆に一歩そっくりな宮田Jrが、最新モードのボクサーたちと戦えば、全然問題ないんじゃないか。
長期連載の弊害(「携帯はないんじゃない?」「「一歩はいつまで国内チャンプにしがみついてるの?」)を一挙に取り除くことができるし、なによりマンネリ感、閉塞感が確実に一掃される。
板垣みたいな無理に若ぶったキャラを出して主要キャラに絡ませる不快感はなくなるし、初期の一歩に思い入れのある人たち(ワシじゃワシじゃ)も、続編という形なら生温かい目で見守ることができるし、イイ事だらけだ。
ワタシが担当編集者だったら、絶対このやり方を薦めるんだけどなあ。
と、なんだか無駄に妄想を垂れ流してしまったので、一端ここで区切ります。
(続く・・・)