賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

Manic Street Preachersの新譜を買った

 
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rismさんの記事を拝見して、慌てて購入しました。

すっかり買うのを忘れてしまってましたよ、マニックスの新作。てかもう新作と呼べないか。
一応、「ライフブラッド」も「センド・アウェイ・ザ・タイガーズ」も購入していたのですが、rismさんと同じく、「ちょっとずつ自分の好みからズレている気」が、ワタシも感じておりまして、いい曲を作っているけど(「1985」や Autumnsong」などは大好きですが)、何かが足りないような、良質だけどなにか物足りない気がしてました。
 
でも、この「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」はいいですね! やはり、リッチーの存在は大きかったんだなあ。ピンク・フロイドシド・バレットくらいに。
ライフブラッド」を発表後、ジェームスとニッキーがそれぞれソロアルバムを発表していましたが、これは或る種の閉塞感を打破しようとする試みだったかもしれませんね。
 
2008年に、イギリスの裁判所が正式にリッチーの死亡宣告を発し、それを受けての「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」ということなのかもしれませんが、ジェームスとニッキーにとってリッチーの詩は、相当創作意欲をかきたてるものだったのだなと、聴いてて思いました。やはりこういう緊張感が大事だよなあ。
 
 
 
 
ヴォーカルとギターのメロディーがユニゾンになってるところが、ゾクゾクするほどカッコイイですね。こういう「不穏な明るさ」が充満してるアルバムって大好きです。「Jackie Collins Existential Question Time」は2曲目なのですが、3曲目(「Me And Stephen Hawking」)の「ラジオをつけてください」の日本語には驚きました。ITO OKASHIです(笑)
 
ということで、今頃なマニックスの感想なのですが(rismさん、紹介してくださってありがとうございます!)、サマソニ対策を始めてから、どうにも歯止めがきかなくなってきてしまい、毎週ツタヤで色々CDを借りておるのですい。ツタヤの「新譜・旧作どちらも4枚借りれば1000円!」商法に、ズブズブにハマってしまってる状態です。まさに泥沼!

Fang IslandUNKLE(「War Stories」)を皮切りに、Grizzly Bear(「Veckatimest」)、Uninhabitable Mansions(「Nature Is A Taker」)、Deerhunter(「Microcastle」)、Eaststrikewest(「W O L V V E S 」)。Melody Fall(「Into The Flesh」)に、The Cooper Temple Clause(「See This Through and Leave」)、The Kooks(「Konk」)、Kings Of Leon(「Only By The Night」)やThe Killers「Day & Age」などと、手当たり次第に借りまくってやる!な状況ですが、今日はVampire Weekendに、MGMT(「Oracular Spectacula」)。Fleet FoxesThe Kills(「Midnight Boom」)を借りてきましたよ。いやあ、みんな面白いなあ。楽しき哉地獄。
 

でも、これだけ節操なく借りてても、フランツ・フェルディナンドとマルーン5だけは聴く気になれないのは何故なんだぜ。

食べず嫌いはよくないぞ!(そよっ)。この辺りの感性は、我ながら良く分かりません。
それはさておき、基本自分はU2さえあればそれでいいとか思っちゃう人間ですので、最近の流行りとか全然興味がないのですが、ここ数年の新人さんのバンドの「新しさ」には、大変心惹かれますね。ランボーではないですが、「新しいものはみんな良いものだ」とか思っちゃいます(笑)
やはりロックというものはアクチュアルなものですから、常に新しく、イノヴェイトしてゆくべきジャンルなのだなあと、改めて思います。U2はよくやってるよ!

そんな中、自分が最も気に入ったのはFoals(「Antidotes」)でした。これはイイな!
 
 
 
 
 


ひねくれたポップスセンスと、そこから垣間見える熱さと、「パ・パ・ヤ、パ・パ・ヤ~♪」とか歌っちゃうおバカさとのマッチングが絶妙に格好良いです。ポリシックスみた~い。こういうのは、超好みです。
来週は、頑張って、フランツ・フェルディナドとマルーン5を借りてこようかなあ。