終わるマンガ、終われないマンガ。
ギャンブルフィッシュを5巻まで買いました。
なうっ、どうせ買うなら哲弘の「ムラマサ」も買ってあげなさいよ――!などと、心の中で、みつばさんにつっこまれてしまいましたが、いや、もうなまじっかな希望を持つよりかは、ここはあえて、連載続行の望みを捨ててラクにさせてあげるのもまた慈悲かと(ヒデエ)。
これまでの哲弘作品の中でも、一番クセがなく、とっつきやすい作品だと思うんですけどねえ。>ムラマサ
「ヤニーズ」のなっちゃんみたいな、女装が趣味の男の子が出てこなかったことが、チャンピオン読者層的にマズかったかもしれません。いやいや、まだ打ち切り決定じゃないよ!
「ヤニーズ」のなっちゃんみたいな、女装が趣味の男の子が出てこなかったことが、チャンピオン読者層的にマズかったかもしれません。いやいや、まだ打ち切り決定じゃないよ!
わお、月夜野△~~!! |
なんで彼女が汚れキャラ扱いされてるのか、理解に苦しみますよ! ええまあなんか、いきなりアヴィの前で全裸になったりしてましたけれども!
こんばんわ、家にあるチャンピオンコミックスが天井知らずになってきてる賽の目です。
エラいこっちゃ~。とか言いつつ嬉しかったりするのはそれは無論、単行本で読めるから!!チャンピオン読者になって、1年近くになろうかというワタクシですが、はい、「タンコーボンダシタイナ号」を何度も見送りましたよ(涙) いやあ、秋田書店、鬼やわ~~。
チャンピオンを読む前にも、タンコーボンダシタイナ号に乗ってる作品をいくつか知ってましたけど、チャンピオン購読しだしてから、乗客数が激増しましたわ~。
ええと昔、こんな記事を書いたことがありまして、その中の44,45,46に関しましては、
と、出たり出なかったりなんですけど、死んじまったら、もう続きは読めないんだなあ。最近ナーバスになってきましたぞ。「朝霧の巫女」ばりの刊行ペースにやきもきしていた、ひぐちアサの「おおきく振りかぶって」も、よ~~~やく今月、12巻が出ますねえ。美丞戦とか何年前の話ですか。この作品も、ちゃんと終わってくれるのか、たまに不安になってきますね。
そういえば、この前の、「パニッシャー」(佐渡川準)が、あんまりな終わり方をしてしまい、消化不良で仕方がなったので、休日に「イティハーサ」(水樹和佳)とか「プラネット・ラダー」(なるしまゆり)を読み返してみたのですが(そんなヒマあったら更新せいと)、いやあ実にスッキリしました。物語が完結するというのは、こんなに気持ちがいいんですねえ!
掲載誌が休刊になってしまい、「え、じゃあこれで終わり?」という状況にあって、「全編オール描き下ろし!大増250ページ」の最終巻を出してくれて、本当に嬉しかったなあ。過去にこれがあるから、たとえ現在がヘッポコであったとしても、信じられるっ!
「イティハーサ」も、ウィキペディアを見ると、最終巻は描き下ろしだったそうですね。執念だなあ。
両作品とも、その執念が実って、見事な完結でした。「プラネット・ラダー」は、少し駆け足でしたけど、非常に満足しました。何度も読んでるハズなんですが、"エピローグ"までたどり着くと、初めて読んだ時のように、しみじみとしてしまいます。
両作品とも、その執念が実って、見事な完結でした。「プラネット・ラダー」は、少し駆け足でしたけど、非常に満足しました。何度も読んでるハズなんですが、"エピローグ"までたどり着くと、初めて読んだ時のように、しみじみとしてしまいます。
昔は、物語がきちんと終わることを、「めでたしめでたし」で終わることを当たり前のように思ってましたが、近頃では、マンガの世界ではそれはレアケースなのではないかと、認識するに至りました。
そう認識していくと、きちんと完結した物語が、いかに貴重な存在か、身に沁みて分かってきます、ありがたや、ありがたや~。
そう認識していくと、きちんと完結した物語が、いかに貴重な存在か、身に沁みて分かってきます、ありがたや、ありがたや~。
商業誌的な要請(不人気により打ち切りor人気があるので終われない)と、「物語」自身の要請(もっと続けたいorもう終わりにしたい)との綱引きは、マンガというジャンルでは宿命的な問題なのだなと、最近は本当に思います。
ワタシの中で、その宿命の綱渡りで、最大の悲劇的な破局を遂げた作品は、「はじめの一歩」でした。これはもう、悲劇としか言いようがない。
歴史に残るべき傑作が、駄作へと転落していく様を、リアルタイムで体験しなければならなかったファンとして、これは作品のみならず、読者にとっても悲劇でした。
歴史に残るべき傑作が、駄作へと転落していく様を、リアルタイムで体験しなければならなかったファンとして、これは作品のみならず、読者にとっても悲劇でした。
どういう力がはたらいて、一歩vs宮田戦が回避されてしまったのか、分かる術もありませんが、そういう方向に仕向けていった力を、ワタシは一生かけて恨んでやります。
好きな作品が突然終わってしまい、単行本も出やしない、というシチュエーションも辛いのですが、好きな作品が、物語としての必然性を犠牲にしてまで、作者側の都合で半永久的に引き延ばされてしまう、というのも、実に辛いものです。読者が作品を愛してるほどには、作者は自分の作品を愛してなかったという事実を突き付けられるのですから。ファンになんかならなきゃ良かった。
なんだか暗い話になって申し訳ないっす。今、自分の読んでるマンガが、ひとつでも多く幸福な終わり方をしてくれることを願ってやみません。