賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

初期三部作を聴き返して

「処女作に、その作者のすべてが表れている」とは、小説によく言われる説なのですが、U2の初期三部作を久しぶりに聴いてみて、ここにU2の要素がみんな入ってるなあと感心しました。
3枚で一つのサイクルを形成するというスタンスも、初期の頃から強固に出来上がっていてるように思えてきて、思わずこんな風にカテゴライズしてみました。



初期三部作アメリカ三部作ハイパー三部作
完成度タイプイメージ 1イメージ 5イメージ 7
夢幻タイプイメージ 2イメージ 4イメージ 8
闘争タイプイメージ 3イメージ 6イメージ 9



ええ、まあ我田引水とでも申しましょうか(笑)
「完成度タイプ」は、むやみに完成度が高く、高すぎてU2っぽくないよと思ってしまうタイプ(笑)
「夢幻タイプ」は、本当はこのバンドの本性なのではないかと思われるサイケデリック体質(笑)が、露わになった作品群。
「闘争タイプ」は、とにかくアグレッシヴで、完成度は二の次三の次で、世間様に牙を剥いてやるぜみたいな、一般的なU2のイメージですね。

とりあえず、「初めてU2を聴くんだけど、どのアルバムがいい?」と質問されたら、完成度タイプのアルバムを推薦したいところ。間違っても夢幻タイプではなく(笑)

それはともかく、最近の00年代の2枚のアルバムを、仮にATYCLBを完成度タイプ、HTDAABを闘争タイプと振り分けるとするとですね、



完成度タイプBOYヨシュアアクトンATYCLB
夢幻タイプOctoberZOOROPA新作
闘争タイプWARラトハムPOPHTDAAB



おお、来年に出るニュー・アルバムは、October→焔→ZOOROPAの系譜を継ぐ、ドリーミィなアルバムになるのではないかと思われますよ。これは超楽しみ~。

ということで、単に表組をやってみたかっただけ賽の目でした~(笑)