今度こそ2007年を振り返る
ジュノーたんがっ・・・( ̄□ ̄;)!! |
次々とお気に入りのキャラがやられてゆく「ナポレオン」(長谷川哲也)の展開に、ロマンティックが止まりません。「この漫画は実在した人物とは一切関係がありません…と、そろそろ入れた方がいいのかな」と、巻末で、はせがーセンセイが不吉なコメントをしてるし、「1804年元帥に昇格」と作中に明記されたランヌはともかく、ジュノーはヤバいですぜ、旦那。
この作品におけるナポ様とジュノーの絡みは、「蒼天航路」(王欣太)における曹操と許チョにも似た関係で、大変好きだったのですが、もう見られないのかなあ・・・ジュノー、死なないで~!(泣)
でもバラスだって生きてたんだから死なないよな。 |
ということで、いつまで引っ張る気だと、我ながら呆れてますが、本題です。
「~~~を振り返る」というと、現在のシーンとかなんとかを俯瞰するのが当たり前なのですが、賽の目は、そんなの全然知りませんので、丸シカトです、POLYSICSです。
「~~~を振り返る」というと、現在のシーンとかなんとかを俯瞰するのが当たり前なのですが、賽の目は、そんなの全然知りませんので、丸シカトです、POLYSICSです。
ていうかですね。ワタクシの長い生涯の中で、日本のバンドにハマったのって、ポリシックスが初めてなんですよ。生まれて初めて好きになったのがよりによってポリシックスって、いかにも賽の目らしいよなっ。ブンブンサテライツとかさあ、もっといるじゃん。
rismさんから、色々聴かせてもらってるのに、結局ポリかよと、自分にツッコみたくなりましたが、いやあポリシックス、いいですよ。
鎌田東二という人の本の中で(「宗教と霊性」)、中沢新一との対談が載ってたんですけど、そこで、
鎌田東二という人の本の中で(「宗教と霊性」)、中沢新一との対談が載ってたんですけど、そこで、
レヴィ・ストロースがプリコラージュという言い方をしてますね。考え方のヒントだけは外から取り入れて、それを使って元とは全然違う料理を自分たちでつくってしまう。それがレベルとしてもけっこう高いところを行っている。ひょっとするとオリジナルよりもいい。そういうやり方が、ぼくはけっこうお気に入りなんです。(239ページ)
と中沢新一が日本の仏教について語ってましたが、コレだよな。
ああ、鎌田東二も2007年におけるマイブームでしたねえ。今、岩波現代文庫から出ている「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読」って本を精読してますけど(笑)、ジョバンニの「ああ、そんなんでなしにたったひとりのほんたうのほんたうの神さまです」って言葉が泣けますわ。U2の「Yahweh」という曲は、一神教の神ではなく、この神さまとしてなら、思い切り歌えるよなっ。
ああ、鎌田東二も2007年におけるマイブームでしたねえ。今、岩波現代文庫から出ている「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読」って本を精読してますけど(笑)、ジョバンニの「ああ、そんなんでなしにたったひとりのほんたうのほんたうの神さまです」って言葉が泣けますわ。U2の「Yahweh」という曲は、一神教の神ではなく、この神さまとしてなら、思い切り歌えるよなっ。
ま、ま、それはおいといて、ポリシックスの音楽にも、そういうプリコラージュというものを、すごく感じるんですよ。
一番それを感じたのは、Ah-Yeah!!(「Now Is Yhe Time!」収録)を聴いた時。ヴォーカルのしゃべり口調が、キング・クリムゾンの「Thela Hun Ginjeet」(「Discipline」収録)を、目一杯想起しました。オレだけ?
他にも、「The Next World」のあのギターとか、「キミ、絶対キング・クリムゾン好きでしょ?」と言いたくなる箇所が散りばめられていて、それがプログレ心をくすぐるのですな。
一番それを感じたのは、Ah-Yeah!!(「Now Is Yhe Time!」収録)を聴いた時。ヴォーカルのしゃべり口調が、キング・クリムゾンの「Thela Hun Ginjeet」(「Discipline」収録)を、目一杯想起しました。オレだけ?
他にも、「The Next World」のあのギターとか、「キミ、絶対キング・クリムゾン好きでしょ?」と言いたくなる箇所が散りばめられていて、それがプログレ心をくすぐるのですな。
それだけでなく、パンク的なトコとかグランジ的なトコとか、勿論テクノ的なものが1曲の中に丸ごと詰め込まれていたりしますから、たまりません。もうプリコラージュってレベルじゃねえぞっ!とツッコみたくもなりますが、それが衒学的な、ペダンチックなものでなく、ただ楽しいからやってるんだぜ~という、快楽主義に基づいてやってるのが、ライヴでの、あのメチャメチャ楽しそうな表情からもうかがえて、そこが本当に素晴らしいです。あんなに楽しそうにギター弾いてる人って、初めて見た。
15年くらい、U2を聴き続けてきましたので、ともすれば「U2=ロック」と、とらえがちな自分には、この快楽主義は衝撃でした。「そうか、ロックって楽しいんだな」って、モチロンU2も楽しいんですけど、それとはまた一味違った楽しさを教えてもらいました。
うん、U2が快楽主義を追求すると、それはポップマートツアーになるんですけど、ワタシはあのツアーには少々疑問を持っていて、それは端的に言うと「あのツアーに180億円かける必要はあったのだろうか?」に帰結するのですけど、U2にとって必要だったとしても、自分には必要なかったかもなあ、という気持ちがあるのだな。
・・・と、結局はU2話になってしまうのがワタシの悪いところ(笑)
まあ要するにポリシックスの音楽が、ワタシにとって、ある種の「解毒剤」になったと、ポリシックスありがとう! と、それが言いたかったんですよ、早く言え(笑)
まあ要するにポリシックスの音楽が、ワタシにとって、ある種の「解毒剤」になったと、ポリシックスありがとう! と、それが言いたかったんですよ、早く言え(笑)
よーし、これからポップマートDVDを観るぜっ!