賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

読書中

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うーむ、面白いな。オラ、ワクワクしてきたぞっ。
ということでカシャッ。




絶望した! ピンボケの画像に絶望した!!(AA略
ついでに、携帯だとWiki文法が使えないことにも絶望したっ! ええい、ライヴに行った時は、携帯でリアルタイムに更新したいなーっと、練習も兼ねて携帯で送ってみたんですが、見事に失敗しました。まだまだだね。

ということで、なんの本だか、サッポロわかめラーメンなワケですが、鎌田東二という人の、「霊的人間」(作品社)という作品でありますっ。

まだ読み終わってないんですけど、滅法面白くて、途中から読了するのがもったいなくて、スローペースで読んでます。



 そこでその日、アイルランドからヒロシマに向かって祈りを捧げようと、ホームステイ先のダブリンからアラン島までやってきた。
 島の東の海岸には難破船が座礁したまま放置されていた。数十年前に打ち上げられていたという難破船がうら哀しく、戦後五十年の時を不思議な気孔でつないでくれるような気がして、その場から原爆が投下された時間に合わせてヒロシマに向かって祝詞や般若心経や真言を唱え、日本から持参した石笛や龍笛や法螺貝を吹いた。人気ない海岸にアイルランドにはなじみのない奇妙な音が反響した。




と、序章に書いてあるんですけど、アイルランドからヒロシマに向けて祝詞を唱えるなんて、こういうワールドワイドな話は好きだわ~。
今、「第五章 上田秋成」まで読み進めているのですが、こんな文章がありました。



 わたしは「平治の乱を発」したと語る崇徳上皇の霊語りに感慨深いものを感じる。というのも、日本の元号の中で、「平」の字から始まる元号は、「平治」と「平成」の二つしかなく、「平」の頭文字を持つ元号の時代は、世の中が「平和に」治まり成るどころか、どちらも「武者の世」(慈円愚管抄』)になった元号の時代であると考えるからだ。実際、「平成」の世になってから、湾岸戦争バブル崩壊オウム真理教酒鬼薔薇聖斗事件、9.11ニューヨーク同時多発テロ、アフガン攻撃、イラク戦争自衛隊派遣など、「武者の世」の様相を呈している。(96ページ)


誰だ、平成って付けたヤツは。