賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

ウィングスの感想を書いてみる

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   このヒロインは俺の嫁

ってなノリで書くのも、そろそろ自重すべきなんじゃないかなと思う、成人病検診を受ける予定の賽の目です、こんばんわ。

ということで、月曜日にスピリッツを買って、ジャンプを立ち読みしてきたんですけどね。
や、や、なまさんがジャンプの感想を書いてらっしゃるんで、その影響でワタシもちょこちょこ読んでおるですが、あれ、なんかウィングスとあんま変わんないんじゃないかなって。

ウィングスじゃないですけど、なるしまゆりの『鉄壱智』がジャンプに載ってても、違和感なさげですよ。過激な表現が見られる『少年魔法士』も、『脳噛ネウロ』(松井優征)がアリなら、いけるかもしれないっすなあ。週刊誌連載なら、あっという間に完結ですよ・・・

という私情はさておき、ウィングスになくてジャンプにあるものと言いますと、それはスポーツ物なのですが、『アイシールド21』(村田雄介)が、見舞いにも行かずに野球を始めたのは驚きました。名前は覚えてないんですけど、今後の選手生命を絶ちかねない、結構な重症を負った彼の事は全然気にならないんですかねえ。現代っ子だなあ、もう。ていうか、ボクが心配ですよ。容態を確かめてくれよ~。

テニスの王子様』(許斐剛)は、赤い目をした人がベギラマを放ってて目が点になりました。ジャンプ読者の方は慣れきってしまってるかもしれませんが、はい、ワタシは驚きました。もうギラ系の呪文くらい使いこなせなくては、対戦相手にダメージを与えることができなくなってるんですなあ。テニスの試合なのになあ。

と、色々思うことがありながらページをめくったんですが、それにつけても、女性向けマンガ雑誌であるウィングスと、ほぼ同じ感覚でジャンプが読めてしまうという、この摩訶不思議な読後感よ。
多分、もう女性がジャンプを読むということに、抵抗感はないんだろうなあ。高校生の男子が休憩時間に「花とゆめ」を読んでたりするのは、さすがにまだ抵抗があると思いますが。

これは、女性がズボンをはいてても不自然じゃないけど、男性がスカートをはいてたりすると不自然に思う気持ちに近いかもですなあ。慣れればどってことないんですけどね。いやいや、ワタシはスカートはいたことないっすけど。女性向けマンガ雑誌を買って読むことには、おかげさまで大分慣れましたよ。


そんな次第で、ここ三ヶ月ほどウィングスを購入してるのですが、その主目的である、集中連載「美しいこと」(橋本みつる)が、次回は休載なんですわ。最終回どうなるのよと、やきもきしてしまうのですが、柱のコメントを見て、橋本みつるが新潟在住だってことをすっかり忘れてましよ。ゆっくり休んでください。

第三回にいたって、ようやく本領発揮だぜみたいな展開となり、書きたいことが、なかなかあるんですが、最終回読んでからにしよう。良かったなあ。
たまたま、ティク・ナット・ハンという人の本を読んでいて(これとか)、こちらも感動してしまったのですが、シンクロニティーというか、似たような感情が生まれて、その偶然にも感動してしまって、まあ今ちょっと自分的読書週間に入ってるんで、無駄に本を読み飛ばしてるからじゃん?とも、余裕でツッコめるのですが。


まあまあ、それはともかく、せっかく毎月ウィングスを買って読んでるんだから、感想など少しく綴ってみたいなと。三ヶ月付き合ってると、好きな作品とか出来てきますし。

とはいえ、やはり長期連載作品はとっつきにくいもので、8月号から始まった新連載「サムライと私」(川添真理子X久我有加)と、「丘の上のバンビーナ」(鈴木有布子)の2作品は、最初から楽しく読めました。

「サムライと私」は、文字通りのサムライ物。江戸時代からタイムスリップしたお侍さんを中心にしたコメディという、定番ってレベルじゃねーぞなコテコテ設定ですが、安心して読めるわあ~。最近ちょっと凝った設定に疲れてて・・・
「丘の上のバンビーノ」は、とても小学2年生とは思えない、しっかりした女の子がヒロインのお話で、飼っている犬と入れ替わるコトが出来たりします。いいなあ、オレも犬になりたいな・・・

読切で8月号に掲載された「ファンタズム」(雨隠ギド)は、これがデビュ-作だそうですが、面白かったです。まあアレですな。萌えはオールマイティーとか、どっかでホザいてしまったよーな気がするのですが、すんません、ウソつきました。ワタクシ、ヤマモトと同じく“妹萌え"というのが、今まで理解できなかったんすけど、この作品を読んで、妹っていいなあって開眼しました。雨隠ギドさん、ありがとうございました

と、ワタシの特殊な感謝はともかく、なかなか評判がよろしかったようで、11月号にも読切が掲載されるそうです。橋本みつるは載ってないけど、買っちゃおっかな。この読切のために! はい、結構入れ込んでます。別に萌えとか関係ないっす。一生懸命読むだけっす!


8月号の巻頭に掲載されていた「憑鬼屋」(如月弘鷹)は、モノノケ物で、絵も綺麗という申し分ない作品でございまして、大変気に入ったんですけど、次回掲載が来年の3月号という表記に愕然。次は五ヵ月後ですか~!? 単行本になるのはいつなんだろう・・・まあ、待つけどな!

あと、「101人目のアリス」(かわい千草)という作品も、好きになりました。
音楽モノなのですが、こういう練習風景とか、ヴァイオリンのコトなんか全然知らないので、面白いなあ。どうみても、主人公はまだ全然卵段階ですので、これからどんな風に孵化してゆくのか、楽しみです。これも単行本出たら、買ってしまいそうだ。

9月号から始まった、つだみきよの新連載「あつまれ!学園天国」は、どういう展開になるのか、まだ読めませんな。実力は分かってるので、これから面白くなるのでしょう。

同じく、9月号から始まった集中連載「象の背中」(御徒町鳩)は、原作が秋元康なのがちょっとアレなんですが、残念ながら面白いです。まあ、御徒町鳩さんが好きなんですけどね。やっぱりこの人の絵はイイな。雁須磨子系ですが、毒の含有量は少なめ(笑)。またコミックシルフでも描いてください。


最後に、ツッコミポイントとして、9月号の「ハッピィボーイズ」(立野真琴)。いくらメイド喫茶が流行ってるからって、これはないだろう、人として! あったら案内してくれよ。携帯で撮るから。
あと10月号の「ティンク☆ティンク」(松本花)の、このページ(→
ちょ、それ「よつばと!」。
あさぎにチョップしてもらいですな!


ええと、大体こんなところでしょうか。いかんな、なんだかんだで11月号、買ってしまいそうだ。マオマオカードのポイントも溜まってきたことですし!(謎)
まあ、できれば立ち読みで済ませたいというのが本音だったりして(笑) アフタヌーンと合わせると1800ページになるのよ・・・