賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

続・U2 NIGHTの感想...

U2 BY U2、べらぼーに面白れ~~!!

やべーっすよ、兄貴。年末にじっくり読もうと思ってましたけど、ガマンできなくて、
ちょろっと、読んでみたら、止まらないでやんすよ~。

アクトン・ベイビー期あたりを、パラパラ見てたんですけど、いやあ面白いですねえ。
ラリーが「Dirty Old Town」を歌ってた時期があったんですが、その理由が分かりましたよ。

ラリー:あれはひどいよ。だって、ボノがいきなり衣装替えに入るんだもの。
  「俺たちは、どうすりゃいいの?」って感じになるよね。僕が
  「俺に聞かれても分からないよ。なんでこっちを見るんだよ」と言うと、
  ボノが「でも、誰かが何かをしなきゃ。お前がアイルランド民謡でも
  歌えばいいじゃん」だって。
  「できるわけないだろ!」「またまたあ。やってみろよ」
  「絶対にイヤだ!」

なんですか、このオモシロ会話は。

しかし、アクトンのレコーディングは、本当に苦労したみたいですねえ。
今までは、主に、ボノさんやエッジのインタビューで、そのあたりの話を
聞いていたのですが、この本では、アダムやラリーの発言も載っていて
興味深いです。

ラリー:もう終わりかな、と思ったよ。それまでにも辛い状況を経験したことがあったけど、
原因は決まって外部にあって、それに対して自分たちが戦うというものだった。でもこの
時は初めて、僕らの内部に亀裂が入った気がしたんだ。そうなると本当に厄介だよね。

普通に考えて、ラトハム→アクトンの流れは大変革でしたから、解散寸前までいっても
不思議ではないですよねえ。

と、このように、大変面白いのでございますけど、ただ、そのう、ちょっとね。
重いんですよ。ぶっちゃけ写真とかは別にいいんで、文だけ! 文だけでいいんです。
廉価版とかで、
出してくんないっすかね~。


はいっ、ということで、感想の続きであります。U2 BY U2を読みふけってしまって、
予定より更新が遅れてしまったけれど、これからガンガンいきますよ~。



14.Bass Trap
Bass Trapと申したか
ある種のプログレ的な匂いをかもし出すこの曲を取り上げたことで、
一層、次のPeace On Earthの天上的な雰囲気が増してきましたね。


15.Peace On Earth
この曲は、ライヴでは是非ともフル・ヴァージョンで演奏して欲しかったです。
後半のラリーのドラムが、超カッコイイんですけど、ライヴでやってくれないのよー!
いつもWalk Onの前座なのよー!(泣)

あ、思い出した。TORAさんが、「ラリーのドラムが特に好きな曲」を紹介されて
ましたが、えっとボクは、この曲を推薦します(笑)

と、言いますか、ATYCLBは、全曲ラリーのドラムがカッチョイイですよね。
スタック・イン・ア・モーメントとか、最高っすわー。
POPでは、アダムのベースが、やたら格好良かったですけど、ATYCLBでは、
ラリーのドラムが際立っていると思います。


16.Bad (DJ Jiro Back DJ Sessions Remix) ~Remixed By DJ Jiro
BADキタ――!
今後、色んな意味で忘れられない曲になりそうです。やっほー。


17.Shadows And Tall Trees
「BOY」からキタ――!
この曲と、A Day Without Meと、さらには前半の3部作と呼ばれるAn Cat Dubhから
Into the Heart~Out of Controlの組曲的な曲展開により、ワタシにとって、「BOY」は、
プログレとして認識しています(笑) いや、これはプログレでしょう!


18.With Or Without You
19.With Or Without You (Remix:Unknown)
いやあ、この最後のドラムが、とんでもなく新鮮ですね。
普通なら、こういう風に盛り上がるハズなんですよねえ。
原曲の神韻縹渺たる雰囲気が消え失せてしまってますが、
こういうのも、全然アリだなあと思いました。


20.Ultra Violet (Light My Way)
いつ聴いても、サビの部分のこの歌詞、

 I remember
 When we could sleep on stones
 Now we lie together
 In whispers and moans

ここでのボノさんの歌いっぷりは、絶品ですねえ。
そういえば、第1回U2 Nightで、この部分を無理に歌おう
として、死にかけたよーな記憶が・・・

非常に映像的で、まざまざと情景が目に浮かんでくる、
実にU2らしい曲だなあと思います。


21.If You Wear That Velvet Dress
非常に神秘的な曲だと思っていて、それは今でも変わらない。
「官能的な曲だ」と、ボノさんは言っていて、確かにタイトルから
して、そんなカンジなんですが(笑)、でもワタシは全然そんな
風に思わなかったなあ。なんて神秘的な曲なんだろうって、ただ
心の深部に沈みこんでいきます。


22.Window In The Skies
と、瞑想にふけっているワタシを、ガツンと叩き起こしてくれましたな。
そう来たか! ここで、この新曲を持ってくるか~!!
とても肯定的なサウンドで、ボノさんはどんなこと歌ってるのかなあ、
また否定的な歌詞なのかなとか思ってましたら、存外に肯定的な
歌詞でしたよ。なんかストリップショーとか言ってますけどー(笑)

I 've got no shame~♪という歌詞なんて、I Still Haven't Found What I'm Looking For
の一節を連想させてくれます。お~・まい・しぇ~む♪

あと、Please don't ever let me out of youは、youじゃなくって、「here」に
聴こえるのですが、そう受け取ると、このステージでずっと歌いたいという風にも
解釈できたりして、まあ、アレですよ、ね?(笑)


23.Mercy
そう来たか! ここで、この曲を持ってくるか~!!
この曲の“疾走感”は、何度聴いてもたまりませんわ~。
この曲を聴くと、どうしても「」という言葉が思い浮かんでしまう。
「人生は旅であり、旅とは人生である」。いやいや、それ違う、ノン!(笑)

U2の本質・・・というと語弊がありすぎなんですが、U2はなんというか、
Wandererなのだなあと、思ってしまいます。心の旅人ですね(笑)


24.Miracle Drug
この曲の感想を書こうとすると、一種狂暴な気持ちになってしまう。
「この曲が分からないヤツは、もうU2聴くな!」とか言ってしまいそう(笑)
この曲となら心中してもいいです。



う~む、最後はなんだか、普通に曲の感想になってしまった気がするっす。jiroさん、スマヌ。
個人的にはYahwehも入れて欲しかったのですが、いやいや、これはRemixだし(笑)
ということで、とても楽しかったです。jiroさん、ありがとうございましたm(_ _)m