賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

集大成する大石まさる~「水惑星年代記」~

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外付けハードディスクを購入しました。

やっほい♪ これでもう、データがいくら飛んでも大丈夫ですよ~。心強いぜ!
でもねえ、容量が300ギガって、こんなにあっても、しょうがないんじゃないかなって(笑)
とりあえず、これからU2関連の音源をDLしまくりよ~。

と思ってたら、ちょうど2chU2スレで、ライヴ音源がうpされてましたので、早速頂戴しましたよ。
えっと、僕は新規じゃないんですけど(笑)、ありがとうございますm(_ _)m
サラエヴォ公演は、やっぱ燃えるよなあ。エレベツアーの音源も、異様な盛り上がりで良かったすわ~。

ということで、U2をいっぱい聴けて、元気イッパイになりましたので、今日も頑張って更新するぞ~、おー!
(9/8後記:結局更新できませんでした。う、ううっ)


まあ、今回もマンガ関連なんですが!

と言いますか、奥様、ご覧になりました? 今月のアワーズ? 「水惑星年代記」で、とうとう
りんちゃん&かりんが堂々主役で登場しましたのよ。んま~!→

あの家は、区画整理で取り壊されたんじゃなかったのかとか、時系列がおかしいとか、
そんなツッコミは無用之介なんですよ!あの2人の再会話が読めるなんて、賽の目感激ですよ!

いやあ、二人とも大きくなりましたねえ。最初誰だか分かりませんでしたよ。
絵柄が変わり過ぎという点も否めませんが。→
ワタシは初期の頃の、貞本義行タッチの絵柄が一番好きなんですけどね。
現在のカケアミまみれの鶴田謙二タッチの絵柄も気に入っていますが。
しかし、貞本義行鶴田謙二って、大石まさるは、ガイナックスの回し者ですか?(笑)


そんなワケで、大石まさるの「水惑星年代記」は、過去の作品のキャラクターを登場させたりしておるのですが、
この調子でいきますと、「みずいろ」のAFTERで登場した、関西弁の女の子と加藤くんの後日談なんかも
読めるかもしれませんことよ? うわー、超楽しみ~。

「過去キャラの再登場」というパターンは、マンガ界では、ワリとよくあるケースなのですが、大抵そういう
場合は「人気とり」と申しましょうか。かつて人気のあったキャラを再利用してやろうという、下心がみえみえ
だぜってのが多いのですが(べ、別にCLA○Pさんの「ツ○サ」のコトを言ってるんじゃないですよ?)、
水惑星年代記」は、そういうナマ臭さとは無縁でして(そもそも過去キャラ出したって、「誰それ?」に
終わっちゃうコトも多いだろうしね(笑))、大石まさるが、そういう心境になっているのでしょう。

歳を喰ってみると、過去のとらえ方が変わってくるもので、若い頃は、過ぎた事がどんどん後ろに去ってゆく
カンジなのですが、今では、過去が後ろからどんどん迫ってくるようなカンジになってきます、ワタシの場合。

「過去を一切省みない」という極めて健全、と思われた生き方が、歳を取ると大変しにくくなってくる。
まことに困った話です。

かつては「未来」のことしか見てなかったのに、今では「未来」を見ると同時に、「過去」も自然に目に入ってくる。
いや、「未来」と「過去」が、もはや同じことに感じられる。ああ、これが「現在を生きる」ということかと、はなはだ
抽象的な言い回しですが、いささか不思議ながらも、実に腑に落ちる気持ちが到来する今日この頃なのです。

ええ、勿論ワタシは、U2のHTDAABのことを思い起こしているのですよ。当たり前じゃないですか!
VertigoではStories For Boysを彷彿させるリフが飛び出し、Miracle Drugでのサビの三味線ギター(笑)は、
否応なくThe Electric Co.を想起せざるを得ないなど、「原点回帰」と言われる前作ATYCLBが全然そう
思えなくなるくらい(笑)、HTDAABにおいては、積極的に過去へのアプローチを試みていますが、昔なら
「陳腐なノスタルジーだな」とばっさり斬り捨てていただろうとおぼしき、このアプローチが、今となっては
実に自然に受け入れられるワケですよ。人生って不思議ね(笑)

「急に気がついたんだけど、いい人生がもう半分終わってしまったんだなあ」
ブライアン・イーノの日記、「A YEAR」にあったボノさんの言葉なんですが、こういうセリフが、余計な感傷もなく、
正確に受け入れられるような、そんなお年頃になりました(笑)


話を戻しましょう! いつもU2のことばかり考えてるので、放っとくとすぐU2話になるのが悪いクセ(笑)
ええ、そんなワケで(どんなワケだ)、大石まさるの「水惑星年代記」を毎月楽しく読んでいるのですよ。

この人も、その才能が過小評価されてるマンガ家さんだよなあ。もうちょっと人気があってもいい人だと
思うのだけれど。まあ、そもそも人気マンガ家になりたいのかどうか、怪しいところがありますが(笑)
絵柄だけでなく、貞本義行鶴田謙二と一緒で、マンガよりも好きなことがいっぱいありそうな人だからなあ。

最近ワタシは、「マンガ一筋二十年!」みたいな人よりも、「趣味でマンガ描いてます」みたいな「日曜マンガ家
タイプの作品が好きになってきたような気がします。無論今でも、前者タイプの作品も大好きですけどね。なんと
いうか、「余裕のあるマンガ」が好きになってきてます。そういえば、えのあきらの「ジャジャ」を買わないとな!


なにはともあれ、1巻も発売された「水惑星年代記」をヨロシクです。