賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

「まんが文庫100」を読む

頑張ってるアニメーターは

プライドで動いてんのよ (fromアニメがお仕事

いいぞいいぞ~(ぴ~ひゃらドンドン♪)。
っていうか、さっさとそうゆう展開を始めて下さいよ、石田敦子センセイ。
イチ乃のフリーアニメーター編には、コレを期待してたんですから!

さて、そんなアワーズ10月号ですが、さらに今月19日発売のアワーズプラスに、なななんと、犬上すくねのれ、れ、恋愛ディストーション」が外伝で登場とな!?
単行本5巻も27日に発売だとお! なんだこの、オレの望み通りの展開は!? なんか罠があるんじゃないか?

“雑誌クラッシャー”超人ロックがプラスにきたことですし、アワーズプラスは年内休刊です♥とか、そんなオチが待ってるのん?(うひー) だがしかし、それでも私は一向に構わんッッ!

一瞬…!! だけど…閃光のように……!!!
まぶしく燃えて休刊になってやるっ!!!
それがおれたちマイナー雑誌の生き方だっ!!!
とか、ダイの大冒険ごっこやってる場合じゃないっすよ。
前回は、前フリが長過ぎて、字数制限がギリギリになっちゃって、
加筆修正もままならないのよ~。色々書き直したかったのにい。

ということで今回は、サクっと本題に入らせていただきます。
すでに結構道草食ってるよーな気がしますが、そんなコトは気にしない!
はい、こっから本題です↓

で、ですね。ブックオフの100円コーナーに置いてあった、白泉社文庫から出てる『まんが文庫100』なんですけど(正式名称は『達人が選ぶ女性のためのまんが文庫100)、これが結構タメになりましたっす。

こういうベスト100とか50とかって、ワタシ、ワリと好きです。
どうやっても、取りこぼしてしまう作品が出てきますから、どれを捨てて、どれを起用するか、選者のセンスとこだわりが、如実に現れてきますね。

「これは定番だから是非入れておかないと」という客観的こだわりと、「この作品は思い入れありまくりだから、是非入れておきたい!」という主観的こだわりに、真っ二つにされている様が、見ていて楽しいです(←鬼か)。

この本では、「女性向け」と「文庫化作品」という二つの「縛り」がありますが、それでも選者が3人ということもあり(藤本由香里村上知彦夢枕獏)、選者の対談を読んでると、なかなか熾烈な選考過程があった模様が垣間見られます。いやあ面白いな。

という次第で、選ばれた100作品の簡単なレビューをざっと通読してみましたが、う~む、ワリと読んでねえなあと(笑) とりあえず読んだことのある作品を列挙してみると、




100作品中、37作品を読んでいることになりますな(先生、書き疲れました!)。
これは、100点中37点ということで、どうみても赤点です。本当にありがとうございました。追試決定です。

女性向けということで、少女マンガが多いこともあり、未読作品が多いのはしょうがないよと自己弁護しつつも、「やっべ、そういや「あしたのジョー」って、読んだことねえや」とか、「手塚治虫の「リボンの騎士」、読んでなかったなあ、そういえば」など、普段エラそうなコトを言ってるワリに、存外に穴が多いことが露呈しましたよ。反省します。急にボールが来て・・・

しかし、こういう風にずらりと作品を列挙されると、どうしても「全部読んでやる!」と、闘志をかきたてられてしまいますねえ。
まあ、全部はムリとしても、ささやななえこの「たたらの辻に…」とか、名取智子の「レディ・ギネヴィア」なんて、面白そうズラ。

森川久美という人の「南京路に花吹雪」も面白そうですね。花都悠紀子(「木蓮」)も、なかなか興味をそそられましたが、また悔しい思いをしてしまいそうで(もう新作は読めないのかあ)、ちょっとためらいがあります。榛野なな恵の「Papa told me」も、やっぱ読んどきたいなあ。

太刀掛秀子(「花ぶらんこゆれて…」)、田淵由美子(「フランス窓便り」)、陸奥A子(「粉雪ポルカ」)といった、「古典」に入る人たちの作品も一度読んでみたいし、ワタシには極めて難解なマンガ家さんながら、大島弓子の「綿の国星」も、頑張って読み通さなきゃダメダメっすよ。

とまあ、そんなカンジで、読むべきマンガに読みたいマンガが加わり、賽の目の心はどんどん自由になってゆきますが(ホントかよ~)、少女マンガにせよ、ジャンプ作品にせよ、読みたいマンガ、読むべきマンガがいっぱいあるぞ~、という今の状態は、結構気に入ってます。本の置き場所とか、色々大変なんですけどね(笑)





おまけ
松笛あけみの「純情クレイジーフルーツ」のレビューを見ていたら、うぬ、これは見覚えがあるぞ、と。
そうだ、これは、山名沢湖の「委員長お手をどうぞ」で、風紀委員長が語っていたではないか
もしかして山名沢湖は、松笛あけみのファンなのか?

まあ単にネタがかぶっただけという話なのかもしれませんが、松笛あけみと山名沢湖という組み合わせが、なんか面白かったので、あえて取り上げてみたり。