賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

マンガ購入記録(9月分)

 ・志村貴子ラヴ・バズ」3巻(完)
 ・志村貴子放浪息子」4巻
 ・海月志穂子「クロスロード」6巻
 ・押切蓮介「でろでろ」5巻
 ・久米田康治さよなら絶望先生」1巻
 ・長谷川哲也「ナポレオン」4巻
 ・かねこしんやカルドセプト」5巻


以上、9月は計7冊。おお、普通の人みたいだ!

志村貴子の2作品は、正確には8月31日発売なのですが、前回、手が届きませんでした。
ラヴ・バズ」は、この巻をもって、無事完結。きれいにまとまりましたな~。志村貴子女子プロレス漫画を始めると聞いた時には、志村貴子、乱心したかと思ったものですが、きっちり熱血スポーツ漫画の範疇に収まる作品に仕上がりました。うむ、やっぱりこのマンガが、ワタシにとって一番好きな志村貴子作品ということになるかのかなあ。なんといっても、主人公の藤かおるの性格造型がステキ過ぎますよ。究極の「前向きなダメ人間」像を創出しましたね、志村貴子は。

読もうコミックビームで連載中の「放浪息子」は、前巻に引き続き、またもや波瀾万丈の展開。なんたって帯の言葉が「ぼくたちの、いさかい」ですよ。いさかいっていうか、惚れたはれたの大騒ぎってカンジなのですが(笑)
次巻からいよいよ主人公達も中学生となり、「思春期一歩手前」から、「思春期真っ盛り」へと突入するのですが、どうすっかなー。どうなるかなー。「敷居の住人」は、中学生から始まったんだよなあ。修ちゃんも髪の毛を緑色にする時が来るのでしょうか(笑)

そういえば、この巻で、修一くんが、こんな顔していて、思い出したんですけど、「敷居の住人」でも、近藤ゆかが似たような仕草をしてましたね。
ラヴ・バズ」でも、藤さんがこういう顔してましたし、恐らくは、志村貴子は、こういう表情が好きなんだろうなあ。「ツラいことがあっても、ゴハンは美味しい」というような信条・・・という言い方は大袈裟ですが、なにがしか、この人のポリシーを象徴してるのかもな、とちょっと思ったり。


海月志穂子の「クロスロード」(6巻)。石田敦子とか志村貴子などといった、少々歪んだマンガばかり読んでいると、こういった普通の恋愛系の少女マンガは、読んでてほっとしますな。まあこの巻で、姉と弟が結ばれたりしてますが。ドンマイ、血は繋がってませんから!

なんとなくですが、近親愛系の場合、男性漫画家は「兄・妹」で、女性漫画家は「姉・弟」というパターンが多いような気がする。この「クロスロード」もそうだし、冬目景の「羊のうた」とか、二宮ひかるの「エンゲージ」(『初恋 』収録)とか、後藤羽矢子の「どきどき姉弟ライフ」とか・・・あれ、あんまないか? 今月の「女子高生」(大島永遠)がソレ系だったから、ついそう思ってしまっただけかも。ちなみに男性漫画家の場合、例が多過ぎて名前を挙げられません

それはともかく、1巻の頃とは、性格が激変した主人公ですが、気になるキャラなので、ついつい読んでしまうなあ。基本的にこの漫画家さんは短編型の人だと思いますが。
ベタベタなんですけど、親がいなくて、子供たちだけで「家庭」を守ってゆくお話には、覚えず惹かれてしまうものがありますね。いやまあ、親は一応いるんですけどね、主人公達にも。全然役に立ってないので、いないも同然なんです(笑)


でろでろ」(5巻)。押切蓮介のHP「カイキドロップ」が書籍化されるなど、知名度が着々と上昇しておるようですな。こういう時、「オレはこの人のこと、昔から知ってたぜ~」などと、自慢たらしく言う人が出てくるものでありますが、ここはあえて言わせてもらおう。俺は昔から知ってたぜ!(笑)
なにはともあれ、このまま頑張って連載を続けてもらいたいものです。読者の熾烈な要求に応えられるよう、日々研鑽を積んでいる様子が、作品から切々と伝わってきますから。こういう人がメジャーになってくれるのは有難いことであります。次は福満しげゆきの番ですね。


さよなら絶望先生」(久米田康治)の1巻、売れてる&話題になってるみたいですね。発売時、blogmapで1位になりましたよ。あんまり嬉しくて、Print Screenキー押しちゃいましたよ。まあ、この後すぐ、「のだめカンタービレ」に追い越されたワケですが(絶望した!)。 「のだめ」、もう13巻かあ。早く読まないとなあ。
それにしても、この人気っぷりは、野中英次と同じく、なんだかんだ言って数百万部発行している週刊少年マガジンで連載してることの効果なのでしょうか。さすが腐っても週マガ。キバヤシ頑張れ。


長谷川哲也の「ナポレオン」(4巻)は、帯が安彦良和センセイの推薦のお言葉&イラストですよ。これで少しは書店で手に入りやすくなってくれるといいなあ。
この巻でダントンが逝ってしまいますが、2chのナポレオンスレにある年表を見ると、

 1794年03月30日 ダントン、デムーランら逮捕
 1794年04月03日 ダントン、デムーランら裁判
 1794年04月05日 ダントン、デムーランら処刑

って、逮捕から1週間で処刑かよ~。早いにも程があるぜ。これだから童貞は(笑) しかし、「ビクトル対談」でもネタにされてましたが、主人公(ナポレオン)の出番がないですなあ。


かねこしんやの「カルドセプト」(5巻)。ほほう、これが一部で話題を独占した、噂のダゴンちゃんかえ? ええ、薄々見当はついてましたケド、そんなキミたちに一言言いたい。

「なんでそんなに幼女が好きなんですか?(AA略)」


オレにはキギだけでいいんだよ、キギだけで! この巻ではほんの2コマだけだけど、姿が見られて良かったですよ(泣)
と、それはともかく、魔力が解放された後の、ナジャランの暴れっぷりは、お約束ながらも痛快でした。スパッツを履くようになってから、よりアグレッシブになりましたし(笑)
こういう王道的展開を、臆することなく堂々と描き切れる、かねこしんやは、今日び貴重な資質の持ち主だと思います。

ということで、この巻も大変面白かったのですが、さて次の巻が出るのは、何年後ですかねえ。大分物語も佳境に入ってきので、ここらで怒涛のごとく、お話を進めていって欲しいものです。ここが一番苦しいところだと思いますが、ここで頑張らないと、ずるずると停滞してしまうんだよな~。アレとかコレとかソレとか、心当たり多過ぎですよ・・・(泣)


うむ、やはり、これくらいの冊数ですと、一回で終わらせられますな。
これからは、あんまり購読しないようにしようっと(笑)