賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

マンガ雑誌のことを色々と(後篇)

萌種って、なんやねん。
 
冬目景センセイ、もう少し仕事を選んでください。
と、そんな相変わらずの銭ゲバ姐さん振りを発揮している冬目景氏ですが、いよいよ冬絵展の季節になりましたねえ。今年も誘惑に耐えて、グッズの購入は必要最低限に抑えるぞ!
 

こんにちわ。 「博徒お景くじ」が気になって仕方ない賽の目です。

前篇はなかなか続きが書けなくて申し訳なかったです。何回も言ってますが、もう少しこまめに更新しないとなあ。
そんでもって続きなんですが、その前にアレですよ。「朝霧の巫女」(宇河弘樹)の7巻が、やっと刊行されましたねえ。
この巻に収録されている楠木正成がエラく格好良くって、単行本になる日を楽しみにしていたのですが、まさか5年も待たされるとは思ってませんでしたよ。
確かに加筆修正が加えられていて、加筆部分により物語に深みが増したことは確かですが、5年待たされた甲斐はあったかというと、これならもうちょっと早く出してくれても良かったんじゃないかなって
それと、最後のページが完全に違ってたのが、ちょっとショックでした。個人的には雑誌ヴァージョンの方が好きだなあ(ネタバレ有り)。確かに冒頭と最後のシーンに蝶々を挿入することで、一貫性が生まれましたが、う~ん。
 
ともあれ、ようやっと湊川編が世に出たのは嬉しい事。いやあ何度読んでもカッコイイわあ。さすが正一位を追贈
されただけのことはあります。
7巻は、各マンガ専門店でフリーペーパーが配布されるのですが(コミックナタリー)、これはどう考えてもゲーマーズ一択でしょう! おかげで購入するのがすっかり遅くなってしまいましたよ。やはりこの人はいい絵を描くなあ。その不安定な精神をもう少し安定させてくれれば・・・・っ。
 
と、言わずもがなな愚痴をこぼしてもしょうがありません。将来的には宇河弘樹さんは楽園で描いて欲しいなあと思ってます。「つぼみ」で描くのなら「楽園」もアリですよ!
 
えっと、そんでもって本題なのですが、12月はアオハルを買い、1月は@バンチを買ったんですよ。
 
 
 
 
 
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 なんでかって? そりゃあもう、久正人さんの新作が読みたかったからですよ!
 
久正人って誰だって? マガジンZで「グレイトフルデッド」とか「ジャバウォッキー」とか描いてた人ですよ、なめんなっ!!
とか無駄にエキサイトしてる場合じゃありません。久正人さんの新作「エリア51」、良かったです。今回は探偵さんかあ。
グレイトフルデッド」のヒロインは上海の娼館で働く女の子で、「ジャバウォッキー」のヒロインは、元イギリスの女スパイで、今回は元警官の探偵と、段々穏やかな職業にシフトしてきましたねえ。相変わらず派手にドンパチをやってましたが。単行本が出るのが楽しみです。
 
他の作品はと言うと、中島三千恒さんの「軍靴のバルツァー」がなかなか面白くなりそうだなと。タイトル的に軍事モノだと一目で分かりますが、「ナポレオン」(長谷川哲也)と「皇国の守護者」(伊藤悠)のちょうど中間くらいの時代背景で、戦争がどのように変移していったかなあと興味深いです。ええくそ、いつのまにか戦争モノを読むようになっちまったぜ。10年くらい前にマンガオタクになろうと決意したんですが、その時は「ロリ」と「戦争」には手を出すまいと決めてたんだがなあ。なにもかも「ガンスリンガー・ガール」(相田裕)が悪いとしか!(笑)。
 
あとは、「ウッドストック」(浅田有皆)が面白かったですね。わお、音楽マンガや~。思わずマンガ喫茶で全巻読んでしまいましたが、「ハレルヤオーバードライブ」(高田康太郎)のライバルは、「けいおん」じゃなくって、コッチだろう。なぜ比較されないのか? 答え:誰も知らないから。せつねー。
 
作中で、ヴィジュアル系バンドとはなにかと聞かれて主人公が「僕的にはハードロックとU2を合わせた様な音に感じるけどね」と、そこでU2の名前を出しますか~って、こちらも切なくなりましたよ。よーしパパ、ヴィジュアル系聴いちゃうぞ~。
マンガでU2の名前を見たのは、これでようやっと2度目なんですが、本当にU2はマンガと縁がないなあ。高田康太郎さんも少しはU2を出して下さいよ。って「ハレルヤ」はメタル系だから、まあ無理かあ。
なにはともあれ読切で登場した、ベースのお姉さんが美人さんだったので、思わず6巻だけ持ってたりしてますが、このマンガも続きが楽しみです。
 
とまあ、一応気になる作品が3作品あるので、購読対象にしても良いかなとは思うものの、どうも他の作品が、なんかちょっと肌に合わないので、@バンチは立ち読みで良いかな。どうにもエゲツないのが多いような気がするっすよ。
 
と、今回はこんなところで。随分、予定よりも遅れてしまったなあ。