賽ノ目手帖Z

今年は花粉の量が少ないといいなあ

なんかU2のコトを書いてみる

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最近はこういう曲を主に聴いている。うむ、アルバム・ヴァージョンがひとつもないな!
Stuck In A Momentが2曲入っているけど、この曲はやはり名曲だなあと思う。
Beautiful Dayがあって、Elevationがあって、Walk Onがあって・・・ATYCLBは、本当にすごいアルバムだよな。
最初の4曲で、すでにして相当の曲がズラリと並んでいるが、今現在、一番心に来る曲は、Peace On Earthだ。途中から前面に出てくるエッジのギターが、なんともいえない感情をかきたてる。

こいつ(ボノ)は、たいていは惨めな愚痴野郎だからね、音楽の方でカバーして盛り上げてると。
byエッジ

そんな温かい友情に満ちたギターに励まされて、惨めな愚痴野郎ボノさんが紡ぎ出す歌詞は、こんな具合だ。

ジーザス、ちょっと手を止めて
溺れかけた男に一筆書いてくれますか
この世に平和を

何の音も聞こえないあの人達に
息子達が地中にいるあの人達に語ってくれますか
この世の平和について

「誰が」も「どうして」も関係ない
誰も母親のようには泣かない
この世の平和を求めて

彼女には別れも言えなかった
息子の瞳の色を確かめることも
今、彼女の息子は土の中
この世に平和を   (山下えりか:訳)


天上から降ってくるような、天国的なサウンドとともに、こんな恨みがましい歌詞が歌われているのだ。
その時、なにか真実な感情が、痛みがそのまま安らぎになるような、絶望的な明るさが生まれてくるのを感じる。

あれはひどく恨みがましい歌だね。おそらく唯一、高揚感を伴わないナンバーだろうな。恨みがましくて、神と言い争っている。ツバ吐きかけてるんだ、“この世の平和”という概念に対して。
byボノ

高揚感を伴わないかもしれない。でも、ひどく力づけられる。ヨシュア・トゥリーに収録されているEXITのように。
ワタシにとって、きっとEXITやPeace On Earthのような曲は、「頑張れソング」なんだろうな(笑)